プラスアップタイムズ第4号 Plus Up Times No.4

2016年06月発行

人と地球に優しい三河杉の建築素材としての力。

杉は大気中の窒素酸化物（NOx）や地球温暖化現象の原因とされる二酸化炭素（CO2）、工事現場で発生する化学物質（ホルムアルデヒド等）の人と地球に有害な物質を吸着する能力があります。
また、結露やカビの発生に影響する湿気を吸ったり吐いたるする事による調湿効果があり、ウィルスの発生を抑えたり、熱中症の予防にもなるんです。人と地球に優しい材料として見直されています。
子供は大人より体が小さい分、呼吸による空気中の環境をより受けやすいと言われています。子供部屋や寝室等に杉の材料を使う事により、人体へのダメージを減らせるといいですね。

そんな杉も弱点が無い訳ではありません。それは硬さです。杉は軽くて加工しやすい材料ですが、反対にそれは柔らかいという事です。
住宅建材に使う場合、キズや凹みは覚悟の上で使わなくてはなりません。杉材の使いやすい場所として、まず天井です。壁面に比べて開口部の少ない天井は意外と面積があり、なにより人があまり触らない場所です。
次に特定の壁面です。TV の背面や机の正面の壁はアクセントとして杉材が使えるのと、やはり人が触る事が少ないかと思います。
あとは建具や床材としての利用ですが手垢がつくため塗装が必要です。効果を最大限に生かすには塗装は避けたい所です。

こんにちはプラスアップタイムズ編集長の成田です。「たにくん」はご覧の通りの大きさまで到達しました。
そろそろ株分けをしていきたいと思っていますので、「たにくん」2号の登場はもうすぐです！多肉植物の株分けに詳しい方、コツを教えてくださいm(_ _)m
このペースで行けば10年後には彼らの森が完成する予定です。これからもよろしくお願いします。

スギ科の常緑大高木。高さ50 メートル以上に達し、長寿。
幹は直立し、樹皮は褐色で縦に裂ける。葉は小さい針状で、枝に密につく。早春、多数の雄花と球状の雌花とをつける。
日本特産で、産地により、三河杉・吉野杉・秋田杉・北山杉・屋久杉などがある。材は、木目がまっすぐで香りがあり、建築・家具などに多用される。

三河杉って何？

三河杉は光沢のある赤味と美しい木目、そして「素直な木柄」が特徴です。
軽量で柔軟な為、加工しやすく用途も豊富です。建築構造材・造作材・下地材・建具などにも広く使われてます。
空気中の湿気を吸ったり吐いたりする事による調湿効果で冬場によく発生する結露などの対策や、湿気によるカビ菌の発生抑制にもにも効果を発揮することが知られています。
また、車の中や狭い空間のこもった匂いを吸着してくれる効果も発揮します。

まだまだ三河杉の能力はそれだけではありません。
シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒド等の化学物質を空気中から吸着し材料内にとどめておいてくれます。
日本工業規格によりリフォーム・リノベーションにおいてもF☆☆☆☆（フォースター）以上の材料を使う事になっています。これは材料内のホルムアルデヒドの含有量を示すレベルが☆の数で示されています。
20年前に比べると含有量は削減されています。しかしゼロではありません。
ホテルや旅館のように一時的な場所であれば健康被害はないでしょう。しかし家はこの先長くお付き合いをしなければなりません。

接着剤を使った建材や石油系の建材は安価で製品化しやすい為に多く使われています。合板（ベニヤ）やビニールクロス・ビニールシートなどが代表的なものです。
実用性が高く実際ほとんどの建築で使われていて「使わない｣と言うのは少々難しいかもしれません。
そこで天井や壁などに三河杉を採用し、空気中の化学物質を削減する事により更に安心な空間になるのではないかと私たちは考えています。
特に子供は体が小さい為に大人の何倍も影響を受けると言われています。子供部屋のみ、寝室のみでもいいと思います。独特の匂いでリラックス効果も期待できます。
空間のアクセントにもなるので随所に使っていただけると良いと思います。
弊社ショールームにサンプルがございますのでよろしければ触って体感してみてください。

最後に、この三河杉は間伐材などを利用しています。二酸化炭素の削減（地球温暖化）や山を生きた山に維持し環境にも恩恵があります。
また、地元岡崎で伐採し岡崎で加工して送られてくるため地産地消で移送エネルギーも少なく済みます。
自社生産なので輸入時に防腐剤などの化学物質を塗っている心配もありません。
人にも地球にも優しい材料を使ってみてはいかがですか？

プラスアップタイムズ第3号 Plus Up Times No.3

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